歯の神経を抜かない方が良い理由

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜はまるで秋のような涼しい一日です。今年の8月は気温の変化が激しいですね(ー_ー)!!
きっと風邪をひく人が多いのではないかと!皆様気をつけましょう!

今回は歯の神経を抜かない方が良い理由についてご説明致します。

歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのこと
歯が痛くなって歯医者で歯の神経を抜いてしまった。歯の神経がなくなるとどうなるのだろう。
もちろん神経はあった方がいいのですが、どうしても抜かなくてはいけない時もあります。
また、歯の神経の治療法や、最新技術まで詳しくお話ししますので参考にしてみてください。

1.歯の神経を抜く前に知っておきたかった7つのこと

1-1.歯の神経は虫歯になったことを教えてくれる

歯の神経は虫歯ができると冷たいものや熱いものがしみたりして虫歯になったことを教えてくれます。
歯の神経を抜くと虫歯が深くなっても痛みを感じないために、虫歯に気づかず、
痛みが出る頃には抜歯をしなくてはいけないことがあります。

1-2.歯の神経は虫歯から守ってくれる

歯の神経は虫歯ができると歯を固くしたり、歯の一部を作ったして、虫歯が急に進まないように歯を守っています。
神経を抜いてしまうと守る力が弱くなり、虫歯ができると進行が以前よりも早くなります。

1-3.歯が割れるのを守ってくれる

歯の神経の空洞には神経以外に血液も流れています。この血液から歯の中に水分が運ばれています。
歯の神経を抜いてしまうと、水分が失われ、枯れ木のようになり、硬いものを噛んだ時割れてしまうことがあります。

1-4.歯に起こった変化を教えてくれる

歯の神経は知覚過敏や、歯にひびが入ったり、根元が削れたりしたときに、しみる、違和感を感じる等の症状で歯の変化を教えてくれます。

1-5.歯の神経を抜くと黒くなってくる

失活歯の神経を抜くと歯は死んでしまいます。死んでしまった歯は新陳代謝がなくなるため古い組織がそのまま残り黒く変色して行きます。詳しくは「キレイに治す前歯の虫歯治療/笑顔をとりもどす治療」を参考にしてください。

1-6.噛み合わせの変化に対応してくれる

噛み合わせは年齢とともに変わってきます。歯の神経がある歯は自然に噛み合わせに合わせてすり減ってくれます。
神経を抜いてしまうと割れないように被せ物をしたり、歯のすり減りが早くなったり、噛み合わせのズレが出てきます。

1-7.温度を感じ取ってくれる

歯に神経があると食事をした時、熱いものや冷たいものを感じて、美味しく食事ができます。

2.歯の神経を抜かなくてはいけない5つの症状

2-1.歯に激痛がある

虫歯が深くなり神経まで入ってくると激痛が走ります。こんな時は歯の神経を抜く時に麻酔も効きにくいのですが、
神経を抜かなければ痛みは取れないのです。

2-2.噛んだ時に痛みがある

歯の神経に入った虫歯菌が神経全体に広がると、噛んだ時痛くなります。
そのままにしておくと顎の骨に虫歯菌が入ってしまうので神経を抜かなければいけません。

2-3.夜寝る時に疼くように痛い

歯の神経まで虫歯が広がると体が温まった時にうずくように痛みが出ます。痛みは出たり引いたりします。

2-4.冷たいものでしみる感じが5秒以上続く

知覚過敏であれば冷たいものが一瞬しみる感覚が出ますが、歯の神経が弱っていると痛みが5秒以上続きます。

2-5.根の先から膿が出ている

根の先から膿が出ていると神経の一部が死んでしまっているか、全部が死んでしまっていますので神経を抜いて、
歯の中をきちんと消毒する必要があります。

このような症状でお悩みの方、また顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

©2014医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック