矯正治療中に歯がしみる(ー_ー)!!
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は暑すぎずちょうど良い天気です。28度くらいでしょうか?
湿度が低いので過ごしやすいです(^O^)
さて今日の午前中に矯正中の患者さんで歯がしみるという方が急患でいらっしゃいました。
その理由について推測できることを書いてみます。
矯正治療を始めると患者様の多くは歯ブラシをしづらくなるので、虫歯になるのではないかと心配されています。
そんな時に歯がしみてくるとやっぱり虫歯になってしまったと感じてしまうみたいです。
しかし歯がしみると感じるほとんどの場合は虫歯ではなく知覚過敏という症状なのです。
“知覚過敏”という言葉は、テレビコマーシャルでの宣伝によって、患者様からも日常語として使われ始めているように思います。
この知覚過敏は矯正治療と関係なく、歯ぐきがやせてくると歯の根の部分が外にさらされると歯がしみてくるので、
多くの人が知覚過敏の経験があるはずです。
それがなぜ矯正治療を始めると知覚過敏を感じる人が増えてくるのでしょうか?
知覚過敏になりやすい人は、噛み合わせが悪くて、特定の歯にだけ力が集中して、
その歯の歯ぐきがやせたり、歯の根の部分がえぐれる人と歯周病で歯ぐきがやせてくる人が一番知覚過敏になりやすいのです。
矯正治療をする人は噛み合わせも悪いので、歯の根元が外にさらされている人も多く、
矯正治療中は歯をグラグラにする為に歯周病と同じ状態になるため、どうしても治療中に知覚過敏で歯がしみてくるのです。
しかし虫歯な訳ではないので、知覚過敏の治療方法と同様にフッ素ジェルを使えば1週間もしないうちに症状は消えてくるのです。
ですから矯正治療中にしみる場合は殆どの場合知覚過敏症なので、虫歯だと心配することはありません。
ちなみにその方もレントゲンをとっても虫歯が絶対になく、また上の歯とのかみ合わせも問題なしでした。
ということで上記したような知覚過敏の可能性をご説明して様子をみるようにお伝えしました。
一点注意はこれが悪化してまれにですが、神経が失活(壊死)してしまい、歯の神経の治療が必要になるケースがあります。
歯に力をかけて位置を移動するということはそれなりにリスクもあって大変なことだということです。
このような症状でお悩みの方は是非ご相談下さい!!
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき