歯周外科について
こんにちは!
いしはた歯科院長の石幡一樹です。
今日の久喜は朝から小雨です。傘を持ってこなかったので少し濡れてしまいました((+_+))
歯周病の初期治療について書かせていただきましたが、
今回は初期治療だけでは歯周病の進行が食い止められない
患者さんへのその後の治療について書かせていただきます。
歯周病が進行した患者さんの歯周病外科手術(フラップ手術)を行いました。
歯周病初期治療にて歯茎の上の歯石取りであるスケーリング、歯茎の下の歯石取りであるSRP(スケーリングルートプレーニング)
これらを行って歯周ポケットの深さを測り(歯周精密検査)評価したうえで症状の改善が見られない場合に
フラップ手術と呼ばれる外科処置を行います
前述の2つの歯石取りは歯茎をめくらず(開かずに)に手の感覚で歯石を取りますのでどうしても歯石の取り残しが見られます
しかしフラップ手術は麻酔をして切開し歯茎をめくりますので、歯石の位置を把握しやすくしっかりと除去することができます。
手探りで歯石を取るのか、目に見える状況にして歯石を取るのか、どちらがより良い治療が出来るのか
言うまでもありませんね!!ちなみにこの治療までは保険治療でも可能です。
この時さらに骨の再生を図るためにエムドゲインという材料を併用することができます。
エムドゲインゲルとは、スウェーデンのビオラ社で開発された新しい歯周組織再生誘導材料のことです
エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、
子供のころ、歯が生えてくる時に重要な働きをするたん白質の一種でできています
歯周病で骨が失われた部位にエムドゲインを塗布することによって無細胞セメント質の形成が起こり、歯周組織が再生します。
歯周外科についていしはた歯科で患者さんに説明をすると歯茎を切って開くって痛いんじゃないとか怖いイメージを持っている方が多いようです。しかし、良い治療を行うためには多少の痛みは仕方がないことです。上記したようにしっかり見えない中で手探りで歯石を除去するのには限界があります。今後はなるべく積極的に歯周外科を行って、少しでも患者さんの歯を残すようにより一層頑張りたいと思っております。
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科 電話 0480-24-6480 Dr かずき