フォークが金属の歯に当たるとビリッ 電流が流れる
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は今朝までの雨も上がり今は蒸し暑いです。夜から北風で寒くなる予報ですがどうですかね?
今回は口の中に電流が流れると言うお話です。口の中に詰め物が入っている方は多数いらっしゃるかと
思いますが、もしかみ合う上下の歯に別の種類の金属があると何が起きるのでしょうか?
異種金属があると電流が発生し、噛むたびに痛いとなるようです。
そこで電流の正体、ガルバニー電流について説明します。
歯科金属から発生する、ガルバニー(ガルバニック)電流とは?
銀の包み紙やアルミホイル、金属製のスプーンをかんでピリッとしたり、キーンと感じた経験はありませんか?
これがガルバニー(ガルバニック)電流(以下ガルバニー電流と表記)です。
ガルバニー電流は、通常は異なる種類の金属が触れ合うことで発生します。
お口の中は、唾液で電気の伝導性が高まっているため、一種類の歯の金属が存在するだけでもガルバニー電流を発生させてしまうのです。
歯科金属によるガルバニー電流と身体の不調との関係
脳は微弱な電流によって体をコントロールしています。
また「脳波」や「心電図」は、脳や心臓が動く事で発生する微弱な電流を測定したものです。
このように人の体は、熱や電気を大変通しやすく出来ています(良導体)。
特に口は重要な臓器である脳と心臓の間にあり、なおかつ脳の近くに位置しています。
したがって、口の中でガルバニー電流が発生すると脳からの指令が混乱してしまいます。
ちょうど、精密機器が妨害電波で誤作動する現象とよく似ています。
その結果、体の痛み・疲れ・不眠・イライラといった様々な神経症状を引き起こします。
その殆どは歯の金属によるガルバニー電流の発生が原因と気付かないまま、不快な症状が続くことになります。
最近、ガルバニー電流によって、体が痛みを感じやすくなる原因がわかってきました。
それは、ガルバニー電流によるマグネシウムの不活性化が原因です。
マグネシウムは痛みを抑える働きをしますが、ガルバニー電流が流れていると正常に作用しません。
歯の金属を取ったことによってマグネシウムが正常に作用し、歯とは何の関係もなさそうな
膝や腰などの痛みが緩和されたという症例は多くあります。
放電により症状が改善した場合でも、そのまま歯に金属が残ったままでは再びガルバニー電流は発生します。
根本的な治療は「ノンメタル治療(メタルフリー治療)」を行うことです。
金属を取り除き、プラスチックないしはセラミックに詰め物、被せ物に変えることでこれらの症状はなくすことが可能です。
上記の症状でお悩みの方は遠慮なくいしはた歯科クリニックまでご相談下さい(^O^)
実際今治療中の患者さんで左下に保険のブリッジが入っており、そこに金属のフォークやスプーンが当たるとびりっとするという症状があったのですが
それを仮歯(プラスチック)に変え先日いらした際に具合を伺ったら症状が全くなくなり患者さんも驚かれていました(^-^)
起こりうることなのでこのような症状が思い当たる方は遠慮なくお尋ねくださいね(^-^)
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき