別名「静かな殺し屋」 日本人の7割が患う歯周病の本当の怖さとは?
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は日曜日でお休みなので子供達を公園に連れて行って遊ばせました。
先日ヤフーニュースに興味深い記事があったの転載します。
歯周病について書いてありますので読んでみてください(^-^)
歯を失う原因は、むし歯だと考えている人は多いでしょう。
しかし日本人が歯を抜かなければならなくなる原因のトップは、
歯周病です。日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会の共著として発刊した書籍『日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(朝日新聞出版)から、歯周病の正しい知識を紹介します。
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抜歯は、これまで何十年も一緒に過ごしてきた歯との「永遠の別れ」です。むし歯になって穴が開いたり、治療で削ったり、神経を抜いたりしても、「自分の歯がある」というのはその人にとって大きな安心感だったはず。その歯を抜かなければならないと告げられて、ショックを受けない患者さんはいません。「抜きたくない」「なんとか抜かなくて済む方法はないか」と懇願されることも多いですし、受け入れられないままで他の歯科医院を受診してセカンドオピニオンを求める患者さんもたくさんいます。
■1本歯を失うだけでは済まされない
歯を失えば容貌が変わりますし、抜けたままでは十分に噛めないので、入れ歯などで補う必要も出てきます。
厚生労働省が6年に1回実施している「歯科疾患実態調査(2011年)」では、何らかの義歯(ブリッジ・部分入れ歯・総入れ歯)を使っている人の割合は、45~54歳ですでに約35%、55~64歳では60%を突破、後期高齢者の75歳以上になると90%近くに達しています。
むし歯は住まいで言えばウワモノ部分の問題ですから、雨漏りや壁の崩れなどが生じても、その部分だけ補修すれば済みます。一方、歯周病は、歯を支えている歯し槽そう骨こつなどの「地盤部分」がもろくなって地盤沈下を起こしている状態で、治療で地盤を強化しなければウワモノまで崩れてしまいます。さらに同じ環境にさらされている周囲の地盤も弱っているので、他の歯にまで被害が拡大し、最終的にはすべての歯を失うことになりかねません。
「75歳以上の3分の1以上は総入れ歯になっている」という現実の背景には、歯周病が大きく関与しているのです。
■歯周病は「静かな殺し屋」
健康な歯は歯肉や歯槽骨などの歯周組織にしっかり支えられ、簡単には抜けない仕組みになっています。歯周病になったからといってすぐに歯がグラグラになるわけではありませんが、それならなぜ抜歯に至るケースが多いのでしょうか。
最も大きな理由は、歯周病の初期は自覚症状が乏しく、早期発見がしにくいこと。むし歯の場合はかなり早い段階から患部がしみる、痛むといったはっきりした症状が現れるので、歯科医院に行くきっかけになります。しかし、歯周病の初期症状は、歯肉(歯ぐき)がむずがゆい、ブラッシングの後に出血するなどはっきりしない症状が多く、歯周病と結びつけるのは難しいのです。また、いずれも歯科医院に駆け込まざるを得ないようなつらい症状ではないことも、早期受診の機会を逃す一因といえるでしょう。歯がぐらつく、膿(うみ)が出るなど、本人が「明らかにまずい」と気づく症状が出てくる頃には、かなり進行しています。
歯周病は、「サイレント・ディジーズ(静かに進行する病気)」という別名がありますが、症状に気がついたときには抜歯が必要になっていることも多いため、「サイレント・キラー(静かな殺し屋)」ともいわれています。多くの人は歯を失ってからその価値を実感しますが、それでは遅いのです。
■日本人の7割以上が歯周病
あなたは「歯周病なんて自分には関係ない」と思い込んでいませんか。実は、日本人の約7割が歯周病だという恐ろしいデータが出ています。
「歯科疾患実態調査(2011年)」で歯周病の目安となる「歯肉の状態」を調べた結果から、すでに歯がない人を除き、「歯石の沈着がある」「歯周ポケットの深さが4ミリ以上」など何らかの歯周病の症状がある人は、20代で約70%もいることが明らかになりました。65歳以上の高齢者になると、歯のない人以外はほぼ全員が歯周病です! これは軽症の人も含めた数字ですが、「進行した歯周病」の割合は20代を超えると増加し、55歳以上は半数以上に重症化が見られます。
歯周病は誰もがかかる可能性のある病気。年代や性別問わず、注意しなければならないのです。
歯周病の怖いところは症状が出てきた時にはかなり症状が進行していることろにあります。症状が進行しているともはや手遅れで抜歯せざるを得ないケースも
ままありますので進行する前に発見し、食い止める必要があります!!!
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでご相談下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき