歯周病治療で最も必要な歯茎の中の汚れとり!

こんばんは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は-9.1度だったようです。私の住むさいたま市は-9.8度でなんと観測史上一番の
寒さだったようです。今年は私が生まれてから最も寒い冬かもしれませんね!!
風邪をひいている方が大変多いのでみなさまも気をつけて下さい。昨日風邪薬をもらいに病院に行ったら
インフルエンザの方ばかりで感染を避けたかったのでなるべく外で待っていました( ;∀;)

さて今回の歯の話ですが今歯周炎の治療方法です。
前歯肉炎(しにくえん:歯ぐきをさわると血が出る状態です)では、血が出ないように歯ブラシと、歯の周りについてしまった歯石をとります。
ここではまだ歯の周りの骨は溶けていません。それでは、それよりもさらに悪くなっている歯周炎(ししゅうえん)、つまり歯の周りの骨が溶けてしまっている状態ではどうしたらいいのでしょうか?
基本は歯肉炎と一緒で「歯石取り」です。
虫歯になると虫歯菌をとるのと同じで、歯石と共に歯石の表面にこびりついている歯周病菌をとればいいのです。
歯周病菌は口の中にたくさんいますが、歯の表面にこびりついていなければ、骨を溶かすことはできません。
さて、歯石取りと言っても歯肉炎の時の歯石取りはあまり痛くありません。なぜなら、ついている歯石でも歯ぐきの際についている歯石をとるからです。
しかし、歯周炎の治療の場合は、歯ぐきの深いところについている歯石を取るため、痛いです。
また、歯ぐきの深いところについている歯石は見えないため、歯ぐきの中をさぐりながら取ります。そうです、歯ぐきの中をさぐりながら取るので痛いのです。
ですが、ご安心ください。歯石取りが痛くならないように麻酔をします。また、見えない歯ぐきの中の歯石取りは手間と時間がかかります。
ここで必要なのは、しっかりと訓練された歯石取りの技術です。そのため、当院では積極的に研修に参加させつつ、衛生士への知識と技術への教育もしっかり行っております。
しっかりと歯石取りができれば歯ぐきも引き締まり、歯と歯ぐきの間に歯石がたまりにくくなります。つまり、再び歯周炎になりにくく、血が出にくく、いい状態になります。
この歯ぐきの中の歯石をとることをSRP(S:スケーリング、R:ルート、P:プレーニング)と言います。
これは保険処置で受けて頂くことが可能です。多くの方はこのSRPで歯周病治療が終わることができます。歯石の量にもよりますが、2~6回に分けて歯石をとります。
仮に歯が28本あるとした場合、全部位の歯茎の下に汚れがある場合歯茎の下の歯石取りに6回かかります。これをお伝えすると患者さんは6回も?と
言われる方がおりますが、これは厚生労働省が決めていることなので仕方ないのです!!!仮に10か所歯石取りをしても我々には6本分しか実入りがありません。
ということで国が決めたことで6回かかってしまいます。もし早くスピーディーに治したい方がおりましたら2回で一時間半かけて口全体をお掃除する
フルマウスディスインフェクションというのを推奨しております。これは抗生物質の服用と平行して口の中のお掃除を行うもので
保険はきかないので10万円~かかりますが、時間は短縮できますし、通院回数も少なく、保険の場合よりもより効果があがります。
これについては近日記載しますね(^-^)

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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