歯茎の中にある黒い歯石 歯肉縁下歯石の除去
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇り空で過ごしやすい天気でした。
先日歯茎の上に見えている歯石をとるお話をしましたが今回はその続きです。
歯石は歯茎の中でも歯の表面に沈着します。
これを縁下歯石といいます。
そしてこの縁下歯石こそが歯周病を悪化させ歯を支える骨を減らす一番の原因です。
歯周病の最も基本的な治療を『ルートプレーニング』といいます。
どういうことかというとこの場合は歯の根っこですが、歯の根の表面の歯石をとり、平滑化するということです。
これは歯周病の初期治療の中で最も重要な治療です。
『ルートプレーニング』を簡単に説明すると歯周ポケット内部に入り込んだ歯石を取り除く治療です。
歯周ポケットが深いところには 歯肉の下に歯石がついています。
また、歯根には細菌が出す毒素が根面に浸透しています。
そうした歯石や細菌を除去し、根面の汚染物質を取り除くことが『ルートプレーニング』なのです。
具体的な治療方法ですが、まず 歯肉に若干の麻酔をします。
ただ 歯石を除去するだけでは 麻酔は必要ありませんが、
歯周ポケットの深い部分の汚染物質を 除去するためには 麻酔をしないと絶対に取れません。
歯石や汚染物質は『キュレット』と言われる 専用の器具をポケット内部に入れ、
歯の根に沿わすように上下に動かし、歯石等の汚染物質を除去していきます。
治療時間は歯数や部位、状態によって違いますが、30分程度です。
麻酔が切れた時に 若干違和感はありますが、ズキズキとした痛みはありません。
※歯周病細菌除去治療は、短い間隔で行うことが重要です。
この理由として、部分的に細菌を除去しても、他の部位が治っていないと
歯周病が残っている場所から、菌を除去した部位に次々に感染してしまうからです。
1週間に1回程度が最適です。
また縁下歯石を除去し、炎症がひくと歯茎が後退し、歯がしみることもあります。
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年5月23日