インプラント長く使用するための6つのコツについて
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜はまた暑さがぶり返しています。猛暑まではいかないですが暑いです。
さて今回の歯の話ですが、昨日に続いてインプラントを長持ちさせるコツについてまとめたので読んでみて下さいね(^-^)
インプラントの寿命を延ばす6つのコツをご紹介
インプラントの寿命は、管理方法によって大きく変わります。現在の私生活と照らし合わせながら、改善すべき点があればチェックし、インプラントの寿命をのばす工夫をしましょう。
4.1.毎日の歯磨きは欠かさずに!
親子で歯磨きをするイラスト
インプラントは、通常の被せ物と同じように、根元に汚れがたまりやすい傾向にあります。
そのため、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシの使用も必須となりますが、どちらも扱い方には十分注意しなければなりません。
4.1.1インプラントを磨くときは、やわらかめの歯ブラシで
天然歯同様、インプラントでも、歯を磨く摩擦によって表面に傷ができてしまいます。
硬めの歯ブラシの使用は厳禁であり、天然歯に使用する歯ブラシよりも、更にやわらかめの毛先の物を使って磨く必要があります。
インプラント部分だけ歯ブラシを使い分ける手間を省きたい方は、ふつうの硬さの歯ブラシで、力を入れすぎないよう注意して磨いてください。
4.2.歯間ブラシは適切なサイズを選ぼう
自分に合った歯間ブラシを使おう
歯間ブラシのサイズは、口の中の状況によって異なり、歯と歯の隙間の大きさに合うものを選ぶ必要があります。
大きすぎると、歯や歯茎を傷つけてしまいますが、小さすぎると汚れがうまく取れません。
不安な方は、歯科医師または歯科衛生士に相談し、適切なサイズを選んでもらいましょう。
4.2.1歯間ブラシは、挿入角度に注意する
歯間ブラシの挿入角度は、汚れをしっかり取るためだけでなく、歯茎を傷つけないために気をつける必要があります。
歯間ブラシの先端が歯茎に向いていないかを確認し、ゆっくり入れるようにしましょう。
反対側に先端が見えた段階で入れるのを止め、そのままインプラントの側面に数回こすり付けます。これを両側おこないます。
4.3.歯磨き粉は、研磨剤不使用のものを選ぼう
研磨剤不使用
市販で売られている歯磨き粉の多くに、研磨剤という成分が含まれています。
研磨剤は、汚れや着色を落としやすくするための成分ですが、同時に歯や歯茎の表面に傷をつけてしまうことがあります。
インプラント表面の傷には、汚れがたまりやすくなる恐れがあるので、研磨剤が入っていない物を選ぶようにしましょう。
4.4.歯ぎしりの癖を直そう
歯軋りをする女性のイラスト
歯ぎしりの原因は、ストレスや噛み合わせなど様々です。
インプラントに過度な負担がかかってしまうため、避けなければいけません。
しかし、歯ぎしりの多くは、寝ている間に無意識に起こります。
頻繁に歯ぎしりをしてしまうという方は、歯科医に相談の上、マウスピースの使用をおすすめ致します。
4.5.歯科で定期的なメンテナンスを受けよう
トラブルを未然に防ぐため、インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが必須です。
レントゲン撮影による顎骨のチェックや、クリーニング、噛み合わせの調節、必要であれば歯磨き指導をおこないます。
4.6.禁煙や減煙を心がけよう
喫煙をする歯のイメージイラスト
歯や歯茎に悪影響を及ぼす喫煙は、当然インプラントの寿命にも影響します。
喫煙をすると、歯茎の血行が悪くなり、免疫力が低下することで歯茎が腫れやすくなります。インプラント周囲炎や歯周病のリスクが高くなり、喫煙をしない方に比べ、インプラントの寿命も短くなります。
できればインプラント治療と同時に、禁煙することをおすすめ致します。
5 もしもインプラントの寿命がきたら、再手術で気をつけるポイント
万が一、インプラントの脱落や破損など、やむを得ず再手術を受けることになってしまった場合、次はもっとインプラントを長持ちさせたいと考えることでしょう。
そんなときに気をつけるべきポイントをご紹介いたします。
5.1. 同じ歯科医院で再手術を受けるべきか考えよう
何らかの原因によってインプラントにトラブルが発生し撤去しなければならなくなった場合、その原因によっては転院を考えた方がよい場合があります。
まずは手術した歯科医院で、インプラントを撤去しなければならなくなった原因や経緯を尋ねて、納得がいくまで説明を受けることです。
そこで誠意が感じられない場合や、充分な説明が受けられない場合には転院を検討することも考えましょう。
5.2. 補償内容を確認しよう
インプラント治療には、医院やインプラントメーカーの保証期間があり、期間内であれば再手術に関する費用が無料、もしくは安価で受けられる場合もあります。
保障期間はメーカーによって違いもありますので、できれば最初の手術を受ける前に補償内容まできちんと把握しておきたいところです。
5.3. 最初に手術を受けたインプラントの値段が安かった場合は……
インプラントは保険外診療であるため、高額なイメージが強いでしょう。だからといって「格安インプラント」などと謳い、安さだけを売りにした歯科医院で手術を受けると、まれにトラブルになることもあります。
インプラントの値段を安く抑えるためには、安い材料を使ったり、麻酔やレントゲンを精密におこなわなかったりというケースが考えられます。また、保証期間が短いメーカーのインプラントも要注意です。
このように、極端に安いインプラントによってトラブルが起きている可能性があるのであれば、転院も検討したほうが良いかもしれません。
5.4. 再手術では、担当医の技術も確認しよう
前回のインプラントが失敗したことにより再手術となってしまったのであれば、同じ担当医に再びお願いするかどうか、考え直してみてください。
インプラント治療は、歯科医師であれば誰でも行えます。しかしインプラントは、一般歯科の知識だけでなく専門的な知識が要求される高度な治療です。インプラントを行う歯科医院が増えているとはいえ、すべての歯科医師がインプラントの知識に精通しているとは限りません。
歯科のホームページに載っている医師のプロフィールを見て、担当歯科医の経歴や所属学会、「認定医」の称号や講習会への参加歴を確認してみましょう。その歯科医がどのくらいインプラントに力を入れているか推測することができます。
5.5. インプラント上部の人工歯の素材を確認しよう
例えば安いインプラントでは、人工歯作製で安い素材を使用することでコストを抑えていることも考えられます。
上部の被せ物に使用されている素材は、インプラントの耐久性にも関連しています。噛むときなどに圧力がかかった場合、周辺組織へ刺激が及ぶこともあり、破損につながる可能性もあります。
事前にどんな素材で作るのか、耐久性はどうなっているのかなど、説明をしっかり聞いておきたいものです。
6.まとめ
インプラントの寿命は、日々のお手入れや定期的に検診を受けるなど、管理方法によって差がうまれます。
けして安くはない費用を払い、手術をしてまで得たインプラントです。1日でも長く持たせるためにも、まずは普段のお手入れ方法から改善してみてはいかがでしょうか。
また、トラブルの放置は、インプラントをおこなった部位だけでなく、周りの組織にも悪影響を及ぼす危険性があります。定期的に歯科医院でのチェックをおこないましょう。
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年9月8日