下唇を噛む癖 幼児期
こんにちは!
いしはた歯科院長の石幡一樹です。
今日は少し暑かったですが、朝夜は涼しいくらいです。
今年は残暑が厳しくない気がします。
今日の午後一に2歳の男の子が定期健診に来ました。
お母さんからこのような質問を受けました。
子供が下唇を噛むんです。歯並びが心配なのですが大丈夫ですか?
答えです。
赤ちゃん子育てインフォより
3歳女児。上の歯で下唇を噛む癖があり、健診で不正咬合を指摘されました。
3歳の女の子ですが、健診で「不正咬合」だと指摘されました。卒乳した1歳ころから上の歯で下唇を噛む癖がありましたが、自然に治るものと思い気にしませんでした。いまでは、明らかに上の前歯2本が出て下の前歯が後ろに下がっています。このままでは歯並びが悪くなり「出っ歯」にもなると言われ、やめるよう声かけをしますが、隠れてしたり、無意識にしたり、ときには1日中噛んでいることもあります。とくに眠いときや不安なときに多く、精神面も影響しているようで無理にやめさせるのも難しいと感じています。歯科では、4歳くらいまで続くなら矯正したほうがいいとも言われました。これ以上悪化させないようにするには、どうすればいいでしょうか。
上の歯で下唇を噛む癖(咬唇癖)は、注意して観察すると比較的よく見られる癖です。もともと上の歯が突出している上顎前突(じょうがくぜんとつ)の子どもでは、自然に上下の前歯の間に下唇が入りやすく、日常的に下唇を吸ったり噛んだりする癖が見られやすいものです。
また、母乳や哺乳びんをやめたときに、お乳を吸うのと同じような感覚を味わうために(1歳ころまでの子どもは吸ったりしゃぶったりすることで本能的に満足感を得ているところがあります)、唇を吸う行為が始まり、それが癖になってしまう場合もあります。
ご質問のお子さんは後者のようですね。
奥歯が生えても咬唇癖が続いていると、上の前歯の前突と、下の前歯の舌側傾斜が起こり、噛み合わせが悪くなっていきます。最初は唇を吸ったり噛んだりする感覚を楽しむために始まった行為も、だんだん無意識に行うようになったり。ストレスを感じたときにそれを解消しようとして行ったり、日常生活に「癖」として定着していく過程は、指しゃぶり(吸指癖)と似ています。そして、上下の前歯が傾くと、その間に下唇が入りこみやすくなって、よけいに唇を噛む癖がやめにくくなります。
3歳ですと、「唇を噛むと歯並びが悪くなる」ことを説明して納得させ、やめるように促すのは難しいでしょう。注意することでやめられる場合もありますが、子ども本人がやめる必要性を感じなければ、隠れて行うことにもなりかねません。
また、いったん癖になると、眠いときなど無意識に行ってしまうでしょう。咬唇癖は指しゃぶり以上にやめるのが難しい癖です。やめたくないのに「やめなさい」と言われるストレスで、かえって癖に執着する子どももいます。無理にやめさせると他の癖に移行することもありますし、そもそも咬唇癖は無理にやめさせるのが難しい癖でもあります。ここは親ごさんのがまんのしどころかもしれません。
楽しいおしゃべりや外遊びなどで気分を発散させ、お友だちと積極的に遊べるような場をつくったり、子どもが活発に行動できるような工夫をしながら、様子を見ていきましょう。お子さんの話をよく聞き、気持ちが安定するような言葉かけをしていくことで、唇を噛んで気分解消をはかる場面を減らしていけるといいですね。
4、5歳になって、歯並びへの影響などを理解して、自分からやめたいと思うようになったら、装置を使った治療や口腔筋機能訓練も徐々に可能になります。口唇のトレーニングで咬唇癖による影響を改善することもできます。オーラルスクリーンという上下の歯と唇を隔てる装置を入れることもあります。
癖を親が悪いものだと思い、子どもに「悪い癖をやめなさい」と注意すると、子どもは癖をやめられない自分が否定されているように感じてしまうこともあります。「(唇を噛んでいる)いまの○○ちゃんもかわいいけれど、噛まずにがんばれる、お姉ちゃんになった○○ちゃんはもっとすてきだな」という気持ちで愛情表現をして、お子さんの気持ちをプラスの方向に向けてあげてください。
上記のように書いてありました。下唇に薬を塗るとか、辞めさせる工夫が書いてあるサイトもありましたが、
やはり自発的にやめて欲しいですよね!!今日の男の子のお母さんには何か工夫してもまだ
聞き分ける年齢ではないので経過観察をしましょうとお伝えしました。
自分の子供が歯に悪影響のありそうなことをしていると親としては心配になりますね((+_+))
自分も2児の親なので風邪をひくとすぐに心配になりますから((+_+))
そんな時は悩まずにいしはた歯科までご相談下さい。一緒に解決策を考えましょう!
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき