浅い虫歯について
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は真冬のような寒さです。
雨もぱらついて寒いです。暖房をつけて診療中です(^O^)
今回は浅い虫歯に対しての治療法と当院での考え方を書いてみます。
C0の治療
まだ歯に穴が開いていませんから、適切な歯磨きをすれば元の健康な状態に戻すことができます。
1) 歯科医院で歯磨き指導を受け、正しい歯磨きを身に付けて下さい。
2) フッ素やキシリトール入りの歯磨き剤や、お口のリンス剤(うがい薬)を積極的にご利用下さい。
3) 予め奥歯の溝を樹脂でシール(塞ぐこと)して下さい。(予防充填(じゅうてん)と言います。)
4) 定期的に検診を受け、虫歯の進行状態をチェックして下さい。
C1の治療
虫歯にかかっている部分を削り取った後。歯の色をした樹脂(レジンと言います)で埋めてしまいます。
虫歯の範囲がエナメル質に限られるため、麻酔をしなくとも治療中痛むことは有りません。
( 歯を削ったときの痛みは、下層の象牙質を削ったときから感じます。)
また、例え浅くとも、虫歯があちこちにある場合は、お口の中がすでに虫歯にかかりやすい環境に傾いてしまっていると考えられます。(体の抵抗力より、虫歯菌の勢力が優勢に有る状態。)
このような場合は、お口の抵抗力を取り戻すために、次のようなことを行う必要が有ります。
1) 歯科医院で歯磨き指導を受け、正しい歯磨きを身に付けて下さい。
2) フッ素やキシリトール入りの歯磨き剤やお口のリンス剤を積極的にご利用下さい。
3) 予め奥歯の溝を樹脂でシール(塞ぐこと)して下さい。(予防充填(じゅうてん)と言います。)
4) 定期的に検診を受け、虫歯の進行状態をチェックして下さい。
C1に関して私の考えですが、以前は積極的に治療をしていました。しかし、エナメル質に限局する虫歯で
あればそれは削らないほうが良いとするスウェーデンの本を読んでからはあまり積極的にこれを
治療しないようにしております。削って詰めるサイクルに入るとやり直しの治療になりますからね。
虫歯の進行が遅いことと第二象牙質という生体の防御壁が出来ることを期待しての考えです。
また私は患者さんの口腔内の治療歴を参考にしております。神経の治療をしてある被せ物や詰め物が
多数入っている方というのは虫歯のリスクが高い方ですのでC1でも治療をしています。
反対に神経を取ってある歯がない方でC1の歯の場合、経過観察にしております。
虫歯の進行がきわめて遅いか進行が止まっている可能性が高いので治療する必要がないからです。
以上浅い虫歯に関する私の考えをまとめました。
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき