口が乾く 口腔乾燥症について
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇り空で気温も平年並みです。私は秋用のジャケット着てきたので寒くないです(^O^)
今回は口腔乾燥症について書いてみたいと思います。
口が乾く方は年配の方でおらっしゃるかと思います。
通常、健康な人で一日1~1.5リットルの唾液が分泌されていますが、その唾液が不足するドライマウスが最近急増しています。
ここで唾液の役割について説明しましょう。
消化作用 唾液の酵素でデンプンをマルトースに分解する。
溶解作用 味物質を溶解して味覚を促進させる。
洗浄作用 食べ物のカスを洗い流す。
円滑作用 発音や会話をスムーズにする。
抗菌作用 抗菌作用を持つ物質で病原微生物に抵抗する。
緩衝作用 phを一定に保ち細菌の繁殖を抑える
保護作用 歯の表面に皮膜を作り虫歯を防ぐ。
というように、唾液は多くの重要な役割を果たしているのです。 その唾液が不足するとどうなるのでしょうか?
常に口の中が乾燥していると虫歯・歯周病になりやすかったり、舌の痛み、口臭の原因、物がうまく飲み込めない、
口が乾いて話しにくい等、さまざまな症状を引き起こす原因になります。
では、ドライマウスの原因は何でしょうか?
加齢とともに唾液の分泌は少なくなるとも言われますが、薬の副作用・糖尿病や腎不全などの
全身疾患・ストレス・喫煙・シェーグレン症候群など複合的な事が考えられます。
薬の副作用、全身疾患、シェーグレン症候についてはまだわからないことも、多いようです。
それではストレスに関してはどうでしょう。ストレスをかけると、リラックス時に比べて唾液の分泌が約3割減少するといわれています。
なぜ唾液が減ったのでしょうか?
緊張すると、リラックス時とは違う物質が神経から出てきて、唾液を作る細胞にくっつきます。
この物質はリラックスした時に出る物質に比べ、唾液を作る細胞のなかに水分を取り込む働きが小さい為、
作られる唾液は、少なくネバネバしたものになるのです。
一時的なストレスなら問題ありませんが、ストレスが長期にわたって続くと、自律神経が失調し唾液の分泌が抑えられてしまうのです。
ストレスとは厄介な現代病ですがストレス(いろんな病気の危険因子)とうまく付き合いリラックスするには、
『笑い』を生活の中に取り入れる事で、確実に免疫力のアップにつながるようです。
最近のお笑いブームも健康維持に役立っているかもしれませんが・・・・?
あと食生活でも気を付けなければいけない事があります。
軟らかいものばかり食べていると、よく噛む事をしなくなるので、
口の周りの筋力が衰え唾液の分泌が減少する原因にもなるのです。という事は、お口の健康が重要な鍵を握っているのです。
あなたも、もう一度お口の健康を確認しては、いかがでしょうか!
以上上記に口腔乾燥症についてまとめました。是非参考にしてください!
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき