歯ぎしりにより起きる歯への悪影響

こんばんは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は急患が多くて大変忙しかった(+_+)
午前中は雨でしたが、急に晴れてきて暖かくなりました!

今日は歯ぎしりやくいしばりが歯に与える悪影響について記載します。
歯は過去の研究で一日24時間1440分のうち20分程度しか接触していないとされます。
例えばTVを見てる時などは2ミリ程度の安静空隙と呼ばれる隙間があることが正しいとされます!
 

1.歯が必要以上に減ってしまいます。 強い力で歯をこすり合わせ続けると、歯が摩耗して減っていきます。
徐々に歯は削れて平らになり、エナメル質が失われてついには象牙質が出てきます。
象牙質はエナメル質より柔らかく、さらに減ってしまいやすくなります。
象牙質は酸にも弱いので虫歯にもなりやすくなります。

 

2.歯槽骨が溶けて歯周炎の治療が進まない。
過剰な力がかかり、歯槽骨がじわじわと溶けていきます。
これに細菌の炎症も加わり、歯周病が悪化してしまいます。
歯周病の治療をしても、 過剰な力のために歯槽骨がダメージをうけ、なかなか治療が進みません。

 

3.知覚過敏症の原因になります。 冷たいものがしみたり、重症の場合は温かい物でもしみて
最悪の場合、神経の治療が必要になる場合があります。

 

4.歯根が割れて抜歯になってしまう。 強い力に耐えられず、歯根が割れてしまうことがあります。
神経のない歯は、健康な歯に比べ脆く割れやすいので要注意です。
折れる部位によっては、抜歯になってしまうことが残念ながら結構あります。

 

5.顎関節症、肩こり、頭痛などの原因になることもあります。
顎関節症の因子として、毎晩強く歯ぎしりをすることで、顎の関節や筋肉に
負担がかかりすぎが原因で痛みにつながり顎関節症になることも起こりえます。
また姿勢の悪さやストレスのせいで無意識に強く噛みしめる習慣があると、
顎の関節や筋肉に負担がかかり、疲労がたまり痛みの原因になることも起こりえます。
歯ぎしりやくいしばりの多くはストレスが原因で起きると言われています。
日常生活で中々難しいと思いますが、日々リラックスして生活が出来たらいいですね(^O^)

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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