歯周病とメタボリックシンドロームの関係

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は20度を超えた昨日から一転一気に真冬に逆戻りしました。
本当に寒くて久喜でも雪が降っているようです?

今回は歯周病とメタボリックシンドロームの関係についてまとめました。
近年何かと話題のメタボリックシンドローム、メタボリックシンドロームとは
内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、高脂血症といった複数の生活習慣病を併せ持った状態を言います。
それぞれの病気が単独では軽症でも、複数の病気が重なると動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳卒中の
危険性を高めるとして、予防・改善の必要性が叫ばれています。
実は歯周病はこのメタボリックシンドロームとも深いかかわりがあると言われています。
九州大学の研究者の調査によると、肥満の人はそうでない人に比べて3.4倍、重度の肥満の人になると
8.6倍も歯周病になりやすいことが証明されています。一方で歯周病にはメタボリックシンドロームの一つである
糖尿病とも深く関係しています。つまり、肥満と糖尿病を併せ持っている人は、メタボリックシンドロームが進みやすいと
同時に、歯周病の危険も高まるということです。メタボリックシンドロームと歯周病は、それぞれが動脈硬化を進める危険因子
となるため、両者が肩を並べて進行すると、心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性をますます高めることになります。
また、メタボリックシンドロームの危険因子である高血糖、高血圧、高脂血症はいずれも食生活が深く関連している
病気です。食生活の改善はこれらの生活習慣病予防の基本でもあり、ポイントはバランスの良い食事を良く噛んで食べる
ことにあります。その土台となるのが歯の健康です。メタボリックシンドロームの予防、改善のためにも
歯周病から歯を守ることが大切と言えるのです。
歯周病は初期は症状があまりないので症状の進行がわかりにくい厄介な病気です。数々の全身疾患とも関連が
あることがわかっております。歯周病の症状が出てきてからでは
手遅れになる場合もありますのできちんと歯科医院で定期健診を受けましょう!!

歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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