子供の扁桃腺が何度も腫れる! 慢性扁桃炎とは?
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は33度あり、残暑が厳しいです。
来週関東を台風10号が直撃しそうで、診療をどうしようか考えながら診療をしています。
今回は子供の扁桃腺が繰り返し慢性扁桃腺炎について調べたので掲載します。
慢性扁桃炎とはどのような病気なのか、その特徴、原因および治療法について記載します。
■慢性扁桃炎とは
急性扁桃炎を年に3回から4回くりかえす場合に「慢性扁桃炎」と呼び、主に次の3種類があります。
(1)慢性単純性扁桃炎熱は急性扁桃炎ほど高くはありませんが、喉の痛みや乾燥、異物感が続きます。
本来であれば加齢と共に縮小する扁桃が、扁桃炎を繰り返してきたことにより程度の大きさを保った状態であり、
子供よりも大人に多く発症します。
(2)習慣性扁桃炎(反復性扁桃炎)急性扁桃炎によって喉の痛みや高熱といった症状を年に5回以上くりかえします。
子供がかかりやすく、ピークは小学校入学の前までとされています。
(3)扁桃病巣感染症(病巣性扁桃炎)扁桃そのものに症状はほとんど現れないか、軽い喉の痛みや異物感がある程度ですが、
皮膚、腎臓、関節といった扁桃とは離れた部位に症状が出ます。
併発しやすい病気には、関節リウマチ、掌蹠膿胞症(手のひらや足の裏に小さな水疱や膿疱が多発する)、
胸肋鎖骨過形成症(胸骨、肋骨、鎖骨に原因不明の異常骨化が起こる)、IgA腎症などがあります。
■慢性扁桃炎の原因
慢性扁桃炎の原因は、急性扁桃炎とほとんど同様で、「インフルエンザ菌」、「溶血性連鎖球菌」、「肺炎球菌」、「黄色ブドウ球菌」
のような、普段から体内に常在する細菌やウイルスによる感染です。
■慢性扁桃炎の治療法
喉の炎症が比較的軽ければ、うがい薬やトローチなどによる治療が有効です。
ひどく炎症を起こしていれば、原因となる細菌に対する抗生剤の内服薬を服用したり、
炎症や痛みに対して消炎鎮痛剤、発熱には解熱剤などの対症療法を行うことで症状が軽減されます。
ただし、扁桃炎を年に4回以上くりかえす場合や、扁桃周囲炎および扁桃周囲膿瘍といった重症の炎症を引き起こす場合には、
扁桃の摘出手術を検討することもあります。扁桃の摘出は、全身麻酔をかけて口を開けた状態で行います。
術後は目立つ傷跡が残ることもありません。手術自体は1時間半程度で済み、1週間ほどで退院できます。
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき