唾液が減少する理由と対処法について
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は寒波到来で今は晴れていますが小雪が降る可能性もあるようです。
センター試験の日ですね。懐かしいです(^O^)
昨日まで唾液が減った時に起きる可能性があることについて書かせていただきましたが
今日は唾液が減少する理由と対処法について書かせていただきます。
唾液が少なくなる原因
1-1.薬の副作用
自律神経、花粉症、高血圧の薬などの 中に唾液の量を少なくしてしまう副作用があります。
特に精神科で出される薬に唾液を少なくする成分が多く含まれます。
1-2.更年期障害
唾液の量は年齢とは関係がないと言われていますが、更年期障害になると唾液が少なくなる方がいます。
口の中が乾く感じや歯茎の違和感を訴える方が多いです。
1-3.シェーグレン症候群
自己免疫疾患のひとつで、自分の免疫細胞が唾液腺を攻撃して壊してしまう病気です。
そのほかにも涙腺を攻撃するためドライアイやドライマウスなどになってしまう病気です。
1-4.X線治療
がんの治療で放射線を唾液腺に浴びてしまうと、唾液が少なくなってしまいます。
がん治療の放射線は強力なため唾液腺が破壊されてしまい唾液の量が少なくなってしまいます。
2.唾液が少ない方の対処法
2-1.人工唾液の使用
人工の唾液を使い、口の中の潤いを保ちます。
人工唾液は多くの種類があり、スプレータイプ、ジェルタイプなどドラッグストアや通販等で購入可能です。
2-2.唾液腺のマッサージ
唾液腺をマッサージして、刺激を与え唾液が多く出るようにします。
唾液が出る唾液腺は大きなものが3つあります。
耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)です。
この部分をマッサージすると唾液が多く出やすくなります。
当院の衛生士は研修会でこのマッサージを勉強しに行きました(^O^)なので出来るかと思います。
2-3.薬の変更
唾液が少なくなりやすい薬が変更可能であれば、主治医に違う薬を処方してもらいます。
薬の変更ができない場合もありますので、歯科医と相談の上、紹介状を書いてもらいます。
2-4.虫歯予防の徹底
唾液が少ない人は、徹底した虫歯予防を行っていかないと虫歯を繰り返してしまいます。
自分が考えている以上に虫歯の進行が早くなってしまうので、フッ素を使用し、歯の強化が必要です。
2-5.ストレス解消
ストレスが加わると唾液の量は減ってしまいます。緊張した場面では喉が乾く現象です。
できるだけストレスのかからない生活を送るようにしてください。
3.自宅でできる唾液の量の検査
3-1.通販等でメスシリンダーを用意する
メスシリンダーは液体を測る計量器です。通販等で購入可能です。
3-2.30秒間ガムを噛む
30秒間ガムを噛んで、ガムを柔らかくしてください。でてきた唾液は飲み込んでください。
3-3.5分間ガムを噛みながら唾液を出す
柔らかくなったガムを噛みながら出てきた唾液を全てメスシリンダーに出してください。
5分間すべての唾液を出した唾液の量が5ml以下ならば通常より唾液が少なめです。
まとめ
唾液は急に少なくなることがあります。
今までほとんど虫歯になったことがない人でも、唾液が少なくなることで急に虫歯が増えたりすることがあります。
また、入れ歯が合わなくなったりすることがあります。唾液の力が弱くなると口の中で多くのトラブルが出ます。
心当たりのある方は一度当院にいらしてかかかりつけの歯医者で相談してみてください。
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき