下がった歯茎を戻す治療法
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は北風が強くて寒かった。外を歩く時はなるべく風の吹かない場所を選んで歩きました( ゚Д゚)
昨日歯茎が下がるん原因について書きましたが、今回は下がってしまった歯茎を回復させる治療法についてです。
1-1.他の部分から歯茎を移植する
下がってしまった歯茎は自然に治ることは少ないのです。そのため見た目の悪さや冷たいものがしみるなどの症状が出てしまいます。そこで他の部分から歯茎を移植し(遊離歯肉移植術・ゆうりしにくいしょくじゅつ)、下がってしまった歯茎を上げる治療を行います。処置時間は1時間、移植した歯茎が安定するまでは3か月程度かかります。保険診療でできる場合もあり金額は3割負担の方で15,000円程度です。
1-2.歯茎の中の骨から作る
歯茎が下がってしまった所は、その下にある骨もなくなっている場合があります。その場合骨を作ることによって歯茎もあがってくるようにします。歯茎を切開し、骨の厚みを確保するためのスペースを作り、骨を誘導します(歯周組織再生療法・GTR法)。処置時間は1時間、骨が出来上がるまで3~6か月かかります。保険診療でできる場合もあり金額は3割負担の方で15,000円程度です。その時にエムドゲインという特殊なたんぱく質を使い、より骨を作りやすくする方法もあります。金額は自費診療になり15万円程度です。
2.インプラントやセラミックの歯茎が下がってしまった時も可能
インプラントやセラミックの歯茎が下がってしまい根元が気になることがあります。この場合も骨を作ったり歯茎を移植する方法を使って、インプラントやセラミックを外さずに治療ができることがあります。全ての治療ができるわけではありませんので、歯医者で相談してみてください。
最後に歯周病が原因で全体の歯茎が下がってしまった場合、以前の位置まで歯茎を戻すことは困難です。
部分的に下がっているケースは前回書いたような歯ぎしりであり、歯磨きの圧力が強すぎるなど原因をとりのぞきつつ
歯茎の移植をすれば改善は見込めますが、この歯茎の移植というのは実際なかなか技術の高い治療法です。
どこの歯科医院でも出来ることではないです。また技術があっても、患者さんが外科処置を受け入れる必要があり、
この処置はそれなりの痛みも伴います。なので痛みの苦手な方はそもそも難しい治療法です。
それぞれの患者さんに応じて私は治療方針を変えますので
まずは一度お気軽に歯茎についてご相談くださいね(^-^)
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき