歯に悪影響な噛み合わせによる力
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は穏やかな晴天です(^O^)
今回の歯の話は歯に悪影響を与える力について書きます。
患者さんの大半の方が歯を悪くする要因は虫歯か歯周病だとお考えのことと思います。
しかし、それ以外にもっと歯に悪影響を与えるものがあります。それは力です。
虫歯も歯周病も細菌感染症です。なのでこれらはきちんと定期健診を受診し、チェックを受け続けることで
悪化を防ぐことが出来ます。しかしそれらとは全く異なり、歯を悪くする原因がもう一つあります。
力です!力と言うとわかりにくいですが、力には様々な形があります。
例えば
1 覚醒時に歯と歯が長時間触れ続けること、
2 睡眠時の歯ぎしりだったり食いしばり。
3 食事の時のかみ癖などです。
これらにより起こる歯の破折や亀裂は予防出来るものではなく、
なかなか防ぐことが出来ず、この状態になると抜歯になることは避けられません( ;∀;)
上記の1~3のどれも予防法はあります。
1であればTCH(Tooth contacting Habit)をやめる為に認知行動療法を行ったり、歯と歯が触れ合っていることに
気が付いた時に歯と歯を離す新たな癖をつけることが推奨されています。
2であれば睡眠時にマウスピースをはめることで睡眠中に歯に加わる異常な力を防ぐことが出来ます。
3については以下に書きます。当院ではかみ癖が最も厄介な力であると考えます。
かみ癖とは物を食べる時に一発目に噛む部位に癖(側性)があることを言います。
このかみ癖が固定化すると顎関節症を発症することがあります。
また顎関節症にはならなくても歯がしみたり、違和感があったり、歯が浮いた感じがしたりします。
このような方はしっかりレントゲンを撮って調べてみても 虫歯も歯周病もみつかりません。
しかし違和感のある部位とかみ癖のある部位は100%一致します。
口の中はみなさんが思っているように均等に使える方はほぼ皆無です。
噛み方は誰からも習うものでもないですし、みなさん個人個人が好き勝手に咀嚼します。
よってみなさんには必ずかみ癖があります。当院ではこれを改善するように指導します。
他にも足の組み方、鞄の持ち方、寝る時の体勢、ほおづえの付き方など色々な癖を改善し、
顎関節症やこういった違和感を治しております。歯がしみたり、違和感があるからといって
レントゲン的に問題がなければ決して歯の神経をとったりしてはいけません。もしかしたら
噛み方や噛みしめにより歯がしみているだけで、これを改善することで症状も治る可能性があるからです。
最後に、1~3のような力は間違いなく、歯を悪くする要因として働きます。
当院ではきちんとこういった問題にアプローチをして、これらを改善する方法を指導しております。
上記を読んで思い当たる方は遠慮なく、当院までお越しください(^-^)
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき