歯が割れる歯根破折とその症状
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は日中は過ごしやすい気温でした。
ただし仕事している方は特にですが、朝夕と昼間の気温差が大きいので
服装に気をつけないと風邪ひきやすい状況ですね(ー_ー)!!
さて今回の歯の話ですが、歯が根元まで割れてしまうことを歯根破折についてです。
歯根破折になると通常の歯医者では抜歯を勧められることが多くなります。
しかし、実は割れてしまった歯でも残すことができる治療法があるのです。
歯の割れ方にもよりますが歯の根の中から接着剤でつけたり、一度抜歯して接着剤でつけて戻す事も可能なのです。
当院では歯茎をめくって、直接破折部にアプローチし、そこを接着剤で埋めることにより他院で抜歯と言われた
歯を残しているケースがいくつもあります(^O^)
今回は歯根破折の原因と予防法、歯根破折が起こってしまった後の治療法や費用をお伝えします。
ぜひ、参考にしてください。
1.歯が割れる歯根破折(しこんはせつ)とは
歯根破折は歯の頭の部分ではなく、歯茎の中の根が割れることです。歯根破折が起こると口の中の細菌が、割れ目から歯や歯茎、骨の中に入り込み、歯の痛みや歯茎の腫れを起こします。歯が割れ始めの時はレントゲンで判らないため、知覚過敏と判断されてしまうことが多いです。割れ方によっては抜歯しなくてはいけなくなります。
何故歯根破折が起こるかというと瞬間的な衝撃力で歯に亀裂が入るからです。ピーナッツや硬い煎餅、お肉
フランスパンなどの硬い食品だけでなく、ご飯などでも歯に亀裂が生じるようです!
特に神経のない歯では破折が起きやすいので硬い物を噛み砕く時は
あまり奥歯で噛まずに前歯で噛み砕くようにしてください!!!
2.歯根破折の症状
2-1.歯がしみる
神経が残っている歯にひびが入ったり、割れたりすると歯がしみます。しみは出たり引いたりし、小さい亀裂であれば自然治癒することもあります。しかし、歯の亀裂が広がってくるとしみが強くなります。
2-2.歯が痛い
割れているところから神経に細菌が感染し、強い痛みが出ることがあります。痛みは激痛になることもあります。
2-3.噛むと痛い
噛むたびに割れているところが動くため、痛みが出ます。特に硬いものや磨り潰すようなものは痛みが強くなります。
2ー4.歯茎がうずく
歯が完全に割れる前は違和感やうずく感じがします。何となく痛みがあり、レントゲンにも映らないために、経過観察後に痛くなることがあります。
2-5.歯茎が腫れる
歯が割れた隙間から細菌が入り、歯茎が腫れることがあります。レントゲンには根の病気のように映ることもあり、根の治療をしても膿が止まらない場合は歯が割れていることが多いです。
2-6.歯がぐらぐらする
歯が割れると、割れた部分が動いてしまい、歯がグラグラしてきます。
小さく揺れている場合もあれば、今にも抜けそうなくらい揺れてくる場合もあります。
2-7.頭痛がする
上顎の奥歯の場合、歯の破折した隙間から細菌が入り、上顎洞炎になることがあります。
顎の痛みや歯の痛み、頭痛を長引かせることがあります。
上記に歯根破折の症状についてまとめました。是非参考にしてください。
当院では完全に割れている場合を除いてすぐに抜歯はしません。完全に割れていても痛みがなければ4年間痛みなく
使えた患者さんもいらっしゃいました(^O^)ただし口臭など臭いを伴う破折歯の場合は臭いをとりたい場合
抜歯するほかありません。抜歯することで完全に臭いがとれて患者さんからもっと早く抜けば良かったと言われることもありケースバイケースになります!!ですので歯根破折と診断を受けて抜歯と言われた場合
すぐに了承せずにまずは一度当院までご相談下さい。当院では抜歯に限らず患者さんの意思を最優先にしております!!
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき