歯ぎしりを防ぐナイトガードについて
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は休診ですが、晴天の爽やかな天気の中で改装工事が始まりました。医院が変身するのは楽しみですね(^O^)
朝から立ち会って、色々工事業者の職人さんなどと確認事項を共有しました。
さて昨日は歯ぎしりにより起きる可能性があることをまとめましたが、
今回は歯ぎしりから歯を守るナイトガードについてまとめます。
マウスピースの作用
1-1.歯や歯ぐきを歯ぎしりの力から守る
マウスピースは歯ぎしりから歯や歯ぐきに伝わる力を和らげ、直接歯に強い力が加わらないようにします。
成人の噛む力は60kgに及びそれが毎日1時間近く歯や歯ぐきに加わることによって歯が削れたり、ゆれたりします。
場合によっては歯が割れることもあります。
この力をマウスピースを使うことによって分散し、歯や歯ぐきを守ってくれます。
1-2.顎の関節を歯ぎしりの力から守る
顎の関節には関節円盤という軟骨があり、この関節円盤がスムーズに動くことで顎の関節が動きます。
歯ぎしりにより顎の関節に強い力がかかり続けるとこの関節円盤に穴が開いたり、変形したり、位置がずれたりして、痛みや音が鳴るようになります(顎関節症)。マウスピースをお口の中に入れて噛むと歯と歯の間にマウスピース分のあごの関節にすき間が出来ます。このすき間は関節円盤にかかる負担を減らすことが出来ます。
1-3.歯ぎしりによる筋肉の緊張を和らげる
歯ぎしりの時に緊張している筋肉は口の周りだけでなく肩や頭などにも広がっていて、この緊張によって肩こりや偏頭痛が起こります。歯ぎしりは無意識のうちに1時間近く筋肉が緊張した状態が続き、筋肉が緊張した状態が続けば疲労がたまります。マウスピースをお口の中に入れることによって、噛み合わせの高さが上がり、力の入りにくい位置に変わり、筋肉の緊張を和らげ、肩こりや偏頭痛をかるくします。
マウスピースの作り方(保険診療でできるもの)
•歯医者でマウスピースの型を取る。基本的には上あごの型を取ります。気持ち悪くなってしまう方は下の顎の型を取る場合もあります。
•1,2週間後マウスピースが出来上がります。
•夜寝ているときに使います。違和感が強くて寝にくいときは日中1,2時間入れて慣れるようにします。
•2週間ほど使ってもらい、痛いところや違和感が強いところを調整します。
•マウスピースは壊れないようにケースに入れておきます。ティッシュにくるんだり、そのまま置いておくと透明なためなくしてしまったり、捨てられてしまうからです。
•金額は5000円程度です。保険診療では半年以上たたなけれは作り直すことができません。大切に使用してください。
まとめ
いかがでしたでしょいか。歯ぎしりはほっておくと歯や歯ぐきなどに強い力が加わり、徐々にそこが壊されていきます。原因はストレスとも言われますがはっきりとしたことはわかりません。そのため現在ではマウスピースによって歯や歯ぐきを歯ぎしりの力から守る方法が選ばれています。潜在的には大人の方の半数以上で歯ぎしりにより何らかの悪影響が出ている気がします。ストレスの何かと多い現代社会で以下にして歯を守るのかを考えた時にマウスピースは実は
結構重要かもしれません。歯ぎしりでお悩みの方はお気軽に是非一度当院までご相談下さい(^O^)
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき