歯根破折した歯の治療法

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇り空でしたが気温はむしろ高めで汗ばみました(^-^)

今回の歯の話ですが、土曜日の歯根破折の原因や予防法に続いてその治療法についてです。

歯根破折の治療法
1-1.神経が残っていて痛みが強い場合は神経を抜く

歯が割れて神経の中まで細菌が感染している場合は、強い痛みが出ます。麻酔をし神経を抜く治療をします。
細菌が亀裂の中や、根の先に入り込まないようにします。

1-2.歯の内側を接着剤で付ける
部分的な亀裂の場合、歯の内面から接着剤で固定します。
神経が残っている場合、神経を抜く治療をしてから行います。接着剤で固定した後、土台でも接着し、被せものをします。
1-3.割れている部分まで歯を部分矯正で引き上げる

歯の割れている部分が歯茎の上の方の場合は、部分矯正で歯を引き上げます。
亀裂の部分を歯茎より出すことによって、細菌が歯茎の中に感染しないようにします。
亀裂の場所、残っている根の長さによってできない場合もあります。

1-4.一度抜歯して接着剤で付ける
割れている部分が深くまで広がっている場合は、一度抜歯をして、接着剤で固定した後、元の位置に戻します。
骨と付くまで固定した後に土台を作り、被せものをします。

1-5.割れている根だけを抜歯する(部分抜歯)
奥歯で根の数が複数ある場合は、割れているのだけを切断して抜歯します。
残っている歯を利用して、ブリッジや冠を被せます。

1-6.歯茎をめくって根の外側からその亀裂や破折部を埋める
これは当院で良く行っている処置です。完全には設している場合は難しいですが、亀裂の場合は
歯茎をめくることで根の外側の感染部を掻爬し、なおかつ亀裂部を接着剤で塞ぐことが出来ます。
個人的には一度抜歯するより歯根膜を傷めずに治療できるのでこちらの方が良いと考えています!

1-7.割れている歯を抜歯する
歯が割れてしまい、根の周りの歯茎や骨が溶けて、感染している場合は抜歯をする必要があります。
歯が割れてから時間がたつと隙間から細菌が入り歯茎が腫れたり、膿が出たりしてきます。
割れた歯自体が感染源となっているために抜歯をする必要があります。
割れていても全く痛みが生じない場合があり、この時は数年程度持つ場合もあります。

2.歯根破折の治療費
歯根破折の治療費は基本的には保険外診療となります。歯を抜歯しインプラント治療を行った場合には30万円〜40万円程度かかります。できる限り自分の歯を残したいものですね!

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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