歯垢(プラーク)について

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は昨日に続いて晴天です。昨日よりは北風が強くこの時期らしい気温に戻った感じですね!

今回は歯医者で患者さんは歯磨きが適切に出来ていないとか磨き残しがありますねと言われる時に
歯に付着している歯垢(プラーク)について説明致します。

歯垢は口の中の細菌の集合体のことです。最近ではプラ―クという言い方が浸透していますが、
プラ―クとは細菌の集合体の事で、プラーク1mgには10億個の細菌がいるといわれ、歯垢はプラ―クと食べカスの合わさったものです。
人の口の中にはおよそ500~700種類の常在細菌がおり、
プラークは歯の表面に薄いオブラートの膜のように存在し目で見ることが出来ませんが、
食べかすとプラークがまざった黄白色の歯垢となると目で見ることが出来ます。
口の中の細菌は唾液などの体液成分が栄養源となり、プラ―クは食事の中のブドウ糖や果糖など糖類を栄養にもしていますが、
多くは唾液中のアミノ酸を栄養源にし、私達の食事とはほとんど関係なく生息している為、
食事をしてないからと言って朝起きて歯をみがかないとどんどんプラ―クが形成されていきます。

毎日歯を磨く習慣を

プラークは柔らかいのでハブラシなどで、こすって落とすことが出来ますが、
プラークを除去しても口の中の細菌がいなくなる事はありません。
口の中は常在細菌が常に存在し、虫歯の原因にもなりますが感染から口の中を守り環境を整える働きもあります。
通常プラ―クは歯磨き後24時間で再形成される事が分かっており、この為歯ブラシは毎日するように言われているのです。

歯垢は細菌の塊なので、そのままにしておくと歯や歯茎に悪い影響を与えます。
歯の周りに付着した歯垢(プラーク)を放置しているとまずは歯肉(歯茎)が炎症を起こし、出血したり膿が溜まります。
さらにそのままにしておくと歯肉(歯茎)だけではなく『歯槽骨・歯根膜』が侵され、溶かされていき、
最終的には歯が抜けてしまいます。歯垢は奥歯の周辺や歯と歯の間、また歯と歯茎の間など歯をみがき難い所に出来やすいですが、
歯垢は歯石と違い歯みがきである程度除去する事が出来るので毎日歯をみがく習慣をつけ歯垢が溜まらないようにする事が大切です。
上記に歯垢(プラーク)についてまとめました。歯垢を適切に除去することがいかに大切かが
よくわかりますね(^O^)日々の歯磨きをきちんとできることこそが自分の歯を守る一番の近道になります!!

親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき

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