歯の位置は一生かけて変化し続ける
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は昨日よりも暑く成り、汗ばむ陽気です(^-^)
夜からJIADSの勉強会に行って学んできます!
今回は歯の位置が一生変化し続けるというお話になります。
昔は歯並びが良かったのに、最近ガタガタになってきたということを
おっしゃる患者さんは結構いらっしゃいます。肉体が加齢によって変化し続けるのと同様に歯の位置も
変化し続けるのです。歯だけが一生位置が変わらないって逆におかしいですよね?素直に考えれば
わかるはずです。ここに歯周病や不適切なかみ合わせ、癖が加わるとさらに歯の位置の変化は大きくなります!
では乳歯から永久歯についてのおおまかな流れについて説明します。
人の歯の成長は、まず硬い骨の中で乳歯ができ、生後約半年くらいには乳児の歯が生え初めます。
その後、永久歯(大人の歯)は六歳頃から生え始め、12~13歳頃には生えそろいます。
さらに思春期以降まであごの骨の成長が続き、継続的に歯の位置は変化していきます。
約20歳ごろに成長が完成されますが、成人しても人の歯列は前へ前へと移動する習性があり、
歯並びは年齢とともに少しずつ変化するとされています。
歯は一生の間に、だいたい大臼歯一歯分と同じ幅だけ、前方に移動するといわれるほどです。
よく患者さんから言われますが昔は歯並びが綺麗だったんですと言う方が多いです。
ただし10年もあれば歯並びはそれなりに変化します。
噛む(咬合)、飲み込む(嚥下)、呼吸、会話といった生理的な口の運動や、
加齢による変化などに対応して起きる歯並びと噛み合わせの変化です。
このような現象を「生理的な歯の移動」と言います。
上記のように歯の位置は変化し続けます。ですから昔の歯並びは良かったとか言っても
ナンセンスなのです!もし歯並びをどうしても良くしたければ矯正をするか被せ物をして
無理やりその時点での綺麗な歯並びにするほか残念ながらないのです。
人間は身体の変化から逃れられないんですね(ー_ー)!!年を取るにつれて、歯茎も下がるので
特に歯と歯の間は必然的に隙間が大きくなっていきます。これも仕方のないことです!
歯磨きを適切にしてプラークを除去しなければ歯周病を悪化させるだけです!
歯周病がある人ほど歯茎が緩いので歯の移動は起きやすくなります。
ですから歯周病を抑えておくことが歯の移動を予防することになります。
歯磨きの仕方については当院は根気強くご説明しますので遠慮せずご質問下さいね(^O^)
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき