舌苔と口臭の関係

こんにちは!
いしはた歯科院長の石幡一樹です。
今日の久喜も残暑が厳しいです。
早く涼しくなるといいですね(^O^)

今回は舌の表面が黄色っぽくなり口臭の原因となる舌苔についてご説明致します。
舌苔は
1.粘膜から脱落した上皮細胞・・・・口臭の源
2.細菌・・・・・・口臭の原因
3.食べかす・・・一部は口臭の源
4.血球・・・・口臭の源

舌苔は上記のもので構成されています。
この構成成分の中で最も多いのが、粘膜から脱落した上皮細胞です。
脱落した上皮細胞に細菌が多数付着しています。
特に口臭患者の舌苔の中に存在する嫌気性菌がVSCを発生させます。

現在、舌苔が出来るメカニズムは完全には解明されていません。
以下に考えられる舌苔形成のメカニズムについて記載致します。

1.人は頻繁に唾液を飲み込みます。唾液は舌背を必ず通過します。
2.唾液中には粘膜から脱落した上皮細胞が含まれます。
3.細菌によって脱落した上皮細胞の破壊が進みます。
4.上皮細胞の破壊が進むと比重が増加し、沈殿しやすくなります。
5.舌背には舌乳頭が非常に多く、重たくなった細胞は容易に舌乳頭に沈着します。

次に舌苔の除去法についてです。
舌ブラシを使用します。
「潤いジェル」を舌の上に2~3滴ほど垂らし、舌を上顎にこすりつけるようにして
 ジェルを まんべんなく舌の表面になじませます。
そのまま10秒ほどおいて浮き上がった舌苔を舌ブラシでかきとります。
(注意)決して強くかきとらないでください。
舌の表面にある舌乳頭という組織がはぎとられてひりひりしてしまいます。
舌苔を浮き上がらせて取る場合にはどのような舌ブラシを使用しても問題ありませんが、
直接舌ブラシを使用する場合には、最も安全性が高いと言われているのは「舌ブラシ型ワイヤー植毛」です。
これは歯間ブラシのブラシを応用したもので、歯間ブラシに応用される
極細でソフトなブラシが捻りワイヤーの間に植毛されています。
ブラッシング圧100グラム以下で30回以下のブラッシングであれば、
唾液中へのヘモグロビンの逸脱がないという実験が報告されています。

口の中の衛生的、清潔に保つには歯だけではなく、舌にも気を使いましょう(^○^)
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。

久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき 

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