削る必要のない虫歯COという状態
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜はお昼過ぎまで弱い雨が降っていて、過ごしやすい気温でした。
さて本日の午後ですが、4歳の女の子が健診でいらしてチェックしたら、右上の犬歯に虫歯の兆候がありました。
COという状態でしたので、食生活の習慣を伺い特に問題なかったのでお母さんに歯磨きをする時に常に
歯が柔らかくなっていないか確認してくださいと伝えました。ちなみにその4歳の女の子は私のことが大好きなようで
帰りに院長好きと言ってくれました(^-^)今回はCOについて説明致します。
CO(要観察歯)は、虫歯菌の出す酸の影響で、歯の表面のエナメル質が脱灰して白くもしくは黄色になっている状態です。
歯に穴は開いておらず、虫歯になりかけている段階なので、痛みなどの症状はありません。
実際歯科の器具で触ってみるとまだ歯自体は硬いですが、表面がざらざらしています。
まだ虫歯ではありませんが初期症状が現れ始めているので、放置しておくと虫歯になる可能性があります。
特に乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯が弱く虫歯の進行が早いので注意が必要です。
ちなみにCOは虫歯の進行度のCゼロではなく、Caries Obserbationの略で(しーおー)です。
この状態であれば適切な歯磨きを続けることで、歯の再石灰化作用によって、自然に元の健康な歯に修復されていくので、削ったり詰め物をしたりという直接の治療は必要ありません。
歯科医院で適切な歯磨きを習い、早め早めの定期検診を心がけて、虫歯の状態を確認しましょう。
フッ素入りの歯磨き剤を使用したり、カルシウムやリンなどのミネラルを含むペーストを併用するのも効果的です。
普段の生活では、飲食後の適切な歯磨きを心がけ、ダラダラ飲食をしないことが大切です。
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年5月14日