ロイテリ菌とは?
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は私は休みですが医院は元気に診療中です(^-^)
さて今朝9時ごろ子供達を保育園に送り出して戻ってくると芽久実先生がTV朝日のロイテリ菌という
菌についての特集を見ていました。非常に興味深い話でしたので早速調べてみました。
バクテリアセラピーは、予防医学の先進国であるスウェーデンで開発された最先端の予防医学技術です。優れた善玉菌を摂取することにより、体の中にいる菌のバランスを変え、体質を変えていく細菌療法のことを言います。世界63カ国と地域の医療機関に導入されています。もともとヒトの体の中に住んでいる善玉菌を摂取していただきますので、副作用などの身体に害を与えることのない、体に優しい治療法です。通常の歯科治療やメンテナンスに加えて、善玉菌(L. ロイテリ菌)を摂取していただくだけで、お口や体全体が健康になっていきます。
L. ロイテリ菌とは?
L. ロイテリ菌は、ヒトの母乳・口腔由来の乳酸菌です。新生児の消化管に最初に定着する菌でもあります。乳酸菌のヒトへの定着率は生活習慣や衛生状況により変わりますが、L. ロイテリ菌は都市部よりも郊外に住む母親の母乳からより多く検出されることがわかっています。
L. ロイテリ菌は胃酸や消化酵素への耐性があり、優れた定着性があるなど、プロバイオティクスとして望ましい特性を全て兼ね備えています。また、消化管内や口腔内において、善玉菌と悪玉菌のバランスに大きく影響を与えることが研究により確認されています。
プロバイオティクスとは
摂取することによりヒトの健康増進に寄与する生きた微生物のことです。
善玉菌であるプロバイオティクスを摂取して、体内の微生物のバランスを整えて、健康を維持します。
特に、代表的なプロバイオティクスとして様々な種類の乳酸菌が発見され、研究が行われています。優れたバイオティクスは次のような特性を持っています。
ヒト由来である
生きたまま消化管にとどまる
病原菌に対抗する作用がある
抗菌物質を生み出す
科学的根拠に基づいた健康への効果
L. ロイテリ菌を続けて摂ると、いくつも良いことがあるようです。
1 虫歯の原因菌を減らす
2週間連続で摂取することで虫歯の原因菌が約80%減少する
2 歯周病の原因菌を減らす
歯科医院での専門的なケアとの組み合わせで効果は倍増
歯周病菌が約90%減少する
3 口臭を減らす
一週間ほどの摂取で起床時のお口の不快感の軽減します
4 下痢や便通の改善
便通が良くなったと実感できる
5 胃のピロリ菌を減らします
30日摂取後、胃炎の症状が軽減
約60%の方はピロリ菌が消滅
6 アレルギー症状を軽減します
アトピー性皮膚炎の湿疹の表面積、かゆみ、花粉症の症状が軽減します
1年で約57%湿疹表面積が減少する
上記にロイテリ菌についてまとめました。当院では今後唾液検査を取り入れるのでその結果に合わせて
ロイテリ菌のタブレットの購入を進めていきたいと思っています(^-^)
あまり甘い食べ物を食べないのに虫歯になったり、歯周病が進行がする患者さんが実際にいらっしゃり
患者さんから何で虫歯になるんですかね?と聞かれて返答に困ることがあったのですが、このニュースを見て、私自身のもやもやも晴れた気がします。ロイテリ菌を有効活用して患者さんのお口の健康を保てるようにしたいですね(^-^)
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年6月7日