頬の内側の筋 頬小帯と義歯の問題

こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は夜から雨になるようです。
私は有楽町の国際フォーラムで開かれている顎咬合学会に参加するために昼まで診療し、そこから移動再び久喜に
戻ってきて5時過ぎから診療という忙しい一日を過ごしました。来年からは日顎の時は休診にして衛生士も含めて
いしはた歯科クリニック全体でこの学会に参加しようと思います(^-^)
3時間弱の学会参加でしたが、プレゼンの仕方等大変勉強になりました!
明日は朝から終わりまで勉強に行く予定です>

さて先日小帯の切除について書きましたが、今回は小帯が伸びていると入れ歯の安定が悪くなるという話です!
頬小帯というものをご存知でしょうか? 上唇をめくり少し引っ張ると、真ん中に歯ぐきとつながっているヒダが盛り上がってきますが、これが上唇小帯というものです。
これと同じようなものが、犬歯から臼歯までの間に1本から3本ぐらいあります。これが頬小帯と呼ばれているものです。

頬小帯はどういう働きをしているのでしょうか。
物を噛んだり、飲み込んだりするときに、頬にある筋肉が自由勝手な方向に動かないようにコントロールしています。
筋肉をロープで引っ張っているようなイメージです。
頬小帯にふれやすい義歯は、頬小帯の動きを妨げ、安定が悪く、外れやすくなります。
頬小帯も義歯に圧迫され、傷ついて痛みが出ることもありますので、十分に頬小帯の位置を考慮に入れて義歯を作ります。

頬小帯に異常があるときはどうするのか?
頬小帯の付着位置の異常や幅や太さが著しい場合には、義歯の安定が悪くなるので、 外科的に切除することもあります。
今まさにこの頬小帯が邪魔で入れ歯がいつも痛みやすい患者さんがいらっしゃるので今度切除することを提案しようと考えております。入れ歯が痛くなく噛めるようにするためには小帯の切除は必要ですね(^-^)

インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。

久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年6月9日

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