インプラントのメインテナンスの重要性
こんばんは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日から15日まで当院はお盆休みです。年末年始とGW,そしてお盆休みは最も仕事を休める期間ですね(^-^)。沢山子供達と遊ぼうと思います。今日はスーパ銭湯に行ってのんびりした後、私の実家に行き、線香をあげました。
今日はなんだか父が家の中にいた気がしましたね(^-^)子供達の成長を喜んで見守ってくれていたように感じました。
また私には顎関節症の治療法を世の中に広めろと言っている気がしました。
さて今回の歯の話ですが、インプラント治療を行った後に行うメインテナンスを行っていくことの重要性についてまとめたいと思います。
インプラントは天然歯とは違い、歯磨きをしなくても虫歯になることはありませんが、
口腔内を清潔に保たないと、最悪の場合、インプラントが脱落してしまいます。
安くない治療費を掛けてインプラントを手に入れたのですから、長く安定して使い続けたいものです。
インプラント治療後の定期メンテナンスを受けるメリットと、メンテナンス方法をご紹介します。
歯科医院で定期メンテナンスを受けるメリット
インプラントメンテナンスを受けるメリット
インプラントは、歯を失った際に施される他の治療法に比べて、寿命が長いことが特徴の1つです。しかし、インプラントは細菌感染に影響を受けやすく、天然歯よりもメンテナンスが重要になってきます。患者様自身が行う、日々の歯磨きによるオーラルケアはもちろん、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることも大切です。定期メンテナンスを受けるべき、大きなメリットが3つあることを知っておきましょう。
インプラント周囲炎など病気の予防
インプラントは、チタンやセラミックなどでできた人工物であるため、歯磨きをしなくても虫歯になることはありません。しかし、天然歯よりも細菌感染に弱く、特に歯周病菌を原因菌とする「インプラント周囲炎(インプラント周囲粘膜炎)」に罹患してしまうと、最悪のケースではインプラントが脱落してしまいます。
インプラントの病気の予防
インプラント周囲炎は、原因菌が同じであるため歯周病とよく似た症状を引き起こしますが、天然歯での歯周病よりも自覚症状が出にくく、また初期の段階では見た目も変わらないという、厄介な特徴を持っています。
日々のオーラルケアで全ての歯垢や歯石を落としきることはプロでも難しいため、定期的に歯科医院へと通って、口腔内の清掃をしてもらうことで、インプラント周囲炎などの予防に繋がります。例え病気にかかってしまったとしても、初期段階での治療が可能になるので、インプラントを取り除くような最悪の事態になりにくいです。
インプラント保証制度のため
当院で使用しているストローマンインプラントの10年残存率は、埋入から10年経過していても96%と高く、入れ歯の4~5年、ブリッジの7~8年と比較しても長いことが分かります。
インプラントの保証制度
しかし、どのような場合にあっても保証してくれるというわけではありません。一定の条件が課せられており、どのメーカー保証でも「定期的に歯科医院にてメンテナンスを受けていること」を条件に挙げていることが多いです。定期メンテナンスを受けない場合は、なにかトラブルが起きても自己責任である為、保証対象外です。インプラントは自由診療ですので金銭的な負担が大きく、トラブルが起きるとさらに負荷がかかるため、定期メンテナンスを受診することで、無用なリスクを回避できます。
インプラントの寿命を延ばすため
定期メンテナンスをきちんと受診しているならば、病気にかかっても初期段階で治療可能になりますし、自分ではなかなか気付きにくい咬合の歪みも、正常に調整してくれるので、不必要にインプラントが割れたり欠けたりする確率が減るでしょう。また、寝ている時に歯ぎしりしたり食いしばったりするクセのある患者様であれば、医師からマウスピースによる負担軽減を勧められることもあるでしょう。
クリーニングの他にも、噛み合わせの調整やブラッシング指導など、インプラントを長く使い続ける為には、定期的な歯科医院でのメンテナンスは大切なのです。
インプラントのメンテナンス方法
インプラントを長持ちさせるために重要なメンテナンスですが、歯科医院で定期的に受けるだけでなく、自宅でも口腔ケアに気を使わなくてはいけません。医院で行われる定期メンテナンスと、患者様ご自身が出来るオーラルケアの内容を紹介します。
歯科医院で行うメンテナンス
歯科医院で受けられる、プロの手によるメンテナンスではクリーニングや検診がメインに行われます。当院で行われるメンテナンス内容の一例を、以下に挙げます。
歯や歯茎のチェック
出血や腫れ、排膿の有無を調べます。
咬合調整
咬み合わせに歪みがないか確認し、正しい咬合を維持します。
口腔内の清掃
歯垢や歯石、磨き残しを綺麗にします。
生活指導
菌の餌となる甘い物の食べ過ぎやタバコなど、生活習慣に問題が無いか確認します。
ブラッシング指導
正しい歯磨きが行われているかチェックし、磨き残し等がないように指導します。
レントゲンによる撮影
患者様に自覚症状があったり、医師からみて異常が確認できたりした際に行います。
自宅でできるメンテナンス
日頃のオーラルケアをきちんとすることで、食べかすなどを取り除き、お口の中に細菌が繁殖するのを防げます。歯ブラシだけでは、歯垢などを落とすには不十分なため、デンタルフロスや歯間ブラシといったオーラルケアグッズも併せて使いましょう。しかし粒状の研磨剤が入ったタイプの歯磨き粉を使うと、人工歯に傷がついてしまうので、歯磨き粉の使用を控えるか、顆粒研磨剤が無いタイプを使うようにしましょう。詳しくは歯科医師にご相談ください。
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年8月11日