心臓弁膜症の方の歯科治療時に注意する点について
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日明日と連休ですが、今日は午後から岩田先生の6日間コースの勉強に行き、明日は当院衛生士の結婚式披露宴に出かけます(^-^)
岩田先生は著書の中で顎関節症のことについて書かれており、そこに父(石幡伸雄)の書籍に書いてあるデータを引用しております。
きっと私の顎関節症の考え方に一致するだろうと考えて楽しみに勉強会に行くつもりです(^-^)
さて今回は心臓弁膜症の方が歯科治療を行う際に注意するべきことについてまとめます。
このような方が歯科治療を受ける際に注意すべき点は特に抜歯の時です。
以下に注意点をまとめました。
心臓弁膜症のかたの場合、抜歯や口腔内の外科処置により一時的な菌血症(細菌の血液内への侵入)を起こすため、感染性心内膜炎を発症するリスクがあります。これは命に関わる危険な病気です。
日本では一般的にAHA(アメリカ心臓協会)のガイドラインに従って、抗菌薬を抜歯前後に投与しています。
これは歯科医師から支持があると思います。
過去には心臓弁膜症の患者は歯ブラシをするだけで感染性心内膜炎のリスクがあると言われていました。
今でも発症の可能性は0%ではありませが、口腔内を不潔にすることによって、より細菌感染のリスクが増加します。
普段のブラッシングと定期的に歯科医院での専門的なクリーニングをされることをお勧めしおます。
また、ワーファリンやバイアスピリンなど抗血栓薬を内服されているのであれば採血データでINRを確認されたり、
出血時間を測定します。値によっては心臓の担当医師と相談して減薬(用量を減らす)やヘパリン化を検討します。
教科書的には心臓の手術をされた場合、術後6ヶ月間は原則的には抜歯や外科処置は出来ないことになっています。
上記に色々書きましたが、虫歯の治療などは特に問題がないと言えます。
麻酔を用いての虫歯治療でも大抵は問題がないと言えます(^O^)
このような全身疾患をお持ちの場合は申し出て頂けると助かります!
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年9月16日