歯石と歯垢の違いについて説明
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は晴れたり曇ったり、雨が降ったりと変わりやすい天気です。
ここ一カ月は非常に雨ばかり降っていたと天気予報で言っていました。秋晴れが続くと良いですね(^-^)
今回は歯垢と歯石の違いについて解説致します。
歯石と歯垢は何が違うのか?
簡単に言うと、適切に歯磨きすれば取り除けるのが歯垢で、歯磨きだけでは取り除けないのが歯石です。
歯石は歯医者で超音波振動によりとらないと自力ではとれません。
歯石とは?
歯石とは歯垢が硬くなったものです。歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液中のミネラル(カルシウム等)と結合して、硬くなって出来ます。
歯についた歯垢は、たった2日間で歯石になります。
歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。
歯石をそのままにしておくと
「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったんついてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。
日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、どんなに歯みがきをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。
放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。
歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、
歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。
歯垢とは?
爪で歯を引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。これが歯垢(しこう、プラーク)です。歯垢は食べかすや歯の垢(あか)ではなく、細菌の塊です。1mgの歯垢にはおよそ300種類、数億~10億個!もの細菌が棲みついています。唾液の成分から薄い透明な膜がつくられ歯の表面をおおいます。この、膜は病的なものではなく唾液の持つ性質で、食事によって低下するpHの変化から歯を守ろうとする役割があります。ここに各種の細菌が付着し、さらに糖分に含まれる材料を使って歯垢となります。歯垢中の細菌は、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続けます。さらに、ネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着します。(デキストランという物質が関与します。)歯垢の段階では歯みがきで取り除くことができますがやがて歯石に変化すると歯みがきでは取り除けなくなり、歯周病の原因となっていきます。歯垢の付着を防ぐには、糖分摂取後の、口腔内のケアと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないこと。
飲食後の歯磨きに注意してください。
最後に歯周病は、あまり痛みがなく、知らず知らずの間に症状が進行してゆくのが特徴です。
成人の90%が歯周病といわれる現代で、歯周病は、歯医者での治療はもちろんですが患者様自身の予防がもっとも重要です。
歯茎の上の汚れをきちんと取ることは患者さんの仕事。歯茎の中の汚れを取ることが我々歯科医院の仕事です。
まずはブラッシングの方法を変えるだけで歯周病・虫歯の予防ができます。二人三脚で共に頑張りましょう(^O^)
親知らずの抜歯のこと、インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年10月19日