歯周病は慢性疾患なので一生経過を診ます!
こんばんは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日は私は休みでしたが医院は元気に診療していました。
私は保田矯正塾という半年の矯正セミナーに参加してきました。
このセミナーは木曜の10時~16時半に開催されるので日曜をつぶさずに済み大変ありがたい日程で組まれています。終わった後普通に帰ってくれば子供達を保育園にお迎えに行くのも問題なく、そこもありがたかったので参加しております(^-^)矯正に対しては非常に苦手意識が強かったのですが、今回このセミナーを受講することで自身で矯正を行うようになれそうです。歯並びで特に気になるのが
お子さんです。久喜市の保健センターで3歳児健診をした時やたんぽぽ保育園の健診をした時に
顎の小さいお子さんが非常に多いことが気にかかっていたのでどうにか私自身で解決したいという想いが以前にも増して強くなっています。そんなわけでこの半年コースには高いモチベーションで勉強に行っております。お子さんの矯正に自信を持って取り組める光が差した気がします(^-^)
話は変わって今回の歯の話ですがよく歯医者への通院が長引くとか、終わらないという話を患者さんから聞いたり、ネットなどで目にすることがあります。虫歯の治療であればそんなに長引くことはありません。ところが歯周病の場合は話が別です。今までも何度かこのブログで書きましたが、歯周病は成人の80~90%が発症します。もちろん重症度によりますが、歯周病は糖尿病や腎臓病のように慢性疾患であるので一度発症すると落ち着くことはあっても再発の可能性を気をつける必要があります。歯茎の中の歯石や悪い歯茎を綺麗にとったとしても、再度汚れが歯に付着する可能性はいくらでもあります。歯周病が落ち着くことを安定期に入ったといい、その反対を活動期を言いますが、上記に書いた理由の通りで安定期に入っても経過観察が必要になります。特に歯周病がある程度ひどくて治療を行った場合や口の中に補綴物(人工物)が多いケースでは天然の歯と比べて汚れが付きやすいので自身で適切に歯磨きを行うことはなかなか困難です。ということで軽度な歯周病であっても一度歯周病になってしまったら定期的に歯科医院を受診して、歯周病の症状が現状安定しているのかどうか歯茎の検査なので客観的にチェックしていく必要がマストであることがわかりますね!!!以上の理由で歯医者が終わらないと嘆くことは全くのナンセンスです。歯を悪くしたい(失いたい)のであれば定期検診を受診しないこともありですが、きちんと自分の歯を大切にしたいのであれば歯科検診を3,4カ月に一度受診するのは当たり前のことなのです。そして歯周病が安定期になっていることをきちんと確認しましょう!!!!
これには保険制度の問題もからんでいると思います。日本は皆保険制度があるので歯科治療は保険の範囲内でも受けられます(十分な治療ではないですが)。これに対して海外では基本的には歯科治療には保険がきかないことがほとんどです。つまり自分の歯を悪くすると日本どころではなくお金がかかるのです。ということで歯科に無駄にお金がかからずにすむようにヨーロッパ(特に北欧)では予防の意識が高いのです。また治療の時に保険外治療になるので、虫歯のリスクの低いセラミックを使用しパラジウムなどの金属アレルギーや健康を害する可能性の高い材料を使わないのです。バックグラウンドが全く違うので一概には言えませんが、日本人にとって歯科は痛い時、詰め物が外れた時などの問題が出た時に受診する場所に対して、海外では問題が生じないように予防しに行く場所のようです。歯科で痛いとか怖い目にあうのは問題が生じるまでほおっているからです。私は出来れば予防の意識を皆様に持っていただいて結果として、自身の歯の健康を今以上に保てるようになって欲しいと切に願っています(^-^)この想いを持って明日からも診療を頑張ります(^-^)
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜市 歯科 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき
2018年12月20日