1歳からでも効果のあるフッ素塗布について
こんにちは!いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。今日の久喜は安定した晴天でした。お昼に木村先生と藤木先生に70分ほどプレゼンを聞いてもらいました(^-^)先日2歳の女の子のお母さんに質問をいただいたので虫歯予防のフッ素塗布の時期について説明致します。フッ素はいつ頃から塗っていただくのが良いですか? 答えです。フッ素の歯面塗布は、個々の歯が萌出する度に虫歯になりやすい時期に、何度も重ねて塗布することによって確実な予防効果が得られることがわかっています。すなわち、乳前歯が萌出する1歳前後という低年齢から定期的に行うことが必要です。1歳だから早すぎるということはありませんのでご安心下さい。それ以外にフッ素についての一般的なお話は下記の通りです。フッ化物歯面塗布は、歯の萌出時期をとらえて定期的に頻回に応用された場合に明らかな有効性が認められるのであり、特に幼児においては1~2回の塗布で効果を獲得することは難しいようです。フッ素(正確にはフッ化物)で虫歯の進行を防ぐことができる理由は、以下の通りです。1 歯の再石灰化を促進する!2 塗布したフッ素が歯に取り込まれ、酸に強い歯を作る! (フルオロアパタイトが形成される)3 虫歯菌が酸を作るのを抑制する!(フッ素で虫歯予防ができる最大の理由)上記のような理由でフッ素は効果的です。フッ素の効果的な使用法 フッ素の応用方法には色々な方法がありますが、次のことに気をつけることでより一層フッ素の効果を高めることができます!1 フッ素を使用する前にプラークコントロールを行い、プラーク(歯垢)を落とします!2 フッ素の濃度よりも、回数や隅々まで行き渡っているかどうかが重要です!3 フッ素使用後、30分くらいは飲食してはいけません!ゆすいだりしては無意味です。■ 進行した虫歯は、フッ素だけでは治りません!フッ素は歯の再石灰化能力を高めるので初期の虫歯には有効ですが、すでに穴が空いていたり、痛みが出てきているような虫歯はフッ素だけで治ることは絶対にありません!フッ素は、虫歯の予防と初期の虫歯の進行抑制に対してのみ有効です。進行した虫歯がある場合には、出来るだけ早く歯科医院へ行って治療をしましょう!フッ素塗布の頻度について以前患者さんから質問を受けたので記載しておきます。大体3か月程度が妥当だと思います。大人と同様でお子さんの口の中も3か月で虫歯が出来たりしますので痛みなどの問題がなくても3か月おきにフッ素を塗って口の中の良い状況をキープするようにしましょう。お子様の虫歯予防にはフッ素塗布とシーラントがお勧めです。ただし一番大切なことは砂糖を多く含む食べ物をなるべく食べないことです。具体的にはチョコ、キャラメル、クッキー、あめ、コーラ、ポカリスエット、グミ、ハイチュウ、ヤクルトなどです。ちなみこれを守ったので私は虫歯になったことがありません。これらの事実をお母さん方に話すとそうなんですか?と言われ、ご存じない方がほぼ全てです。2軒の保育園の園医をしておりますので是非この辺の話を保育園の先生および親御さんにしてあげたいものです!!虫歯予防の際には是非いしはた歯科クリニックまでお越しください! 優しい先生とスタッフが待ってます! 久喜市で小児歯科のことなら いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき