卒乳が遅れると虫歯に(ー_ー)!!
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は昨夜の強い雨もあがり、気持ちの良い晴天となってきました(^O^)
昨日2歳のお子さんでまだ卒乳していない男の子がきました。
残念ながら右上の前歯の裏側に虫歯がありました。このように卒乳の時期が遅くなると
虫歯になる可能性が高くなります。何故虫歯のリスクが高まるのかということを説明致します。
子どもとのスキンシップを重視するため、あるいは子どもが泣き叫んで求めるために、
なし崩し的に卒乳の時期を逃しているお母さんもいるかと思います。
しかし実は、乳歯が生えそろっている子どもに母乳を与え続けると、虫歯のリスクが高まるとご存じでしたか?
■卒乳の遅れは子どもの歯に悪影響
卒乳は、できるだけ乳歯の生えそろう前に行なってください。今回の患者さんの場合2歳ですから乳歯は16本あります。
母乳には7パーセントほど、“乳糖”と呼ばれる糖分が含まれています。その糖分が虫歯菌のえさとなって、
口の中の細菌が増え、乳歯の虫歯が増える可能性が高まるからです。
実際に虫歯と母乳の関係を調査した研究によると、2歳でも母乳を長期間飲んでいる乳幼児は、
卒乳をした子どもと比べて虫歯が多いという研究結果があります。
■理想的な時期は、乳歯が多く出てくる前
乳歯が生えてくる時期は、子どもによってかなり異なります。生後3カ月ごろから最初の歯が生えてくる子どももいれば、
1歳になってようやく1本目が生えてきたという子どももいます。
そのため、“生後1年できっかりと断乳をするべき”など、時期を明示できない難しさがあります。
大まかな目安は、乳歯が多く出始める前です。そのころに自然と卒乳をさせていくスケジュールが、
虫歯予防の点から言えば理想的とされています。
この日に断乳と区切るのではなく、子どもの成長と歯の生え方を見ながら、自然と卒乳できるように調整できると理想的です。
うちの場合下の子が1歳異1か月なのでそろそろこの時期に入りそうです。上の子も1歳1か月で卒乳しました(^O^)
■寝かし付けながら、あるいは寝る前の授乳には注意
子どもが泣き叫ぶなど、卒乳が簡単ではない場合でも、寝かし付けながらの授乳や寝る直前・夜間の授乳には注意してください。
大人でも同じですが、夜間は唾液(だえき)の量が減るので、口の中が細菌にとって好ましい環境になります。
口の中に母乳の糖分が残っていると、虫歯菌に大量のえさを与える形になってしまいます。
以上、子どもの卒乳時期と虫歯の関係についてまとめてみましたがいかがでしたか?
子どもの反応を見ながらつい許してしまう場合も多いとは思いますが、乳歯の生えそろった状態で母乳を与え続けると、
虫歯のリスクが高まると改めて理解しておいてください。
これから卒乳期を迎えるお母さんは、お父さんとも協力するなど、いろいろ工夫してみてくださいね。
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき