虫歯で抜歯せざるをえないケース
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は汗ばむ陽気で暑いです(ー_ー)!!
今回は虫歯で抜歯せざるをえないケースについてご説明致します。
虫歯の段階にはC0からC4までありますが。一番軽度なのがC0で一番重症なのがC4です。
C3までは普通に治療により治すことが可能なのでここでは割愛させていただきます。
抜歯に関係するのはC4です。C4はどのような状態かというと歯が崩れた末期の虫歯 神経が死んでしまった状態です。
神経が死んでしまったので強い痛みはありませんが、噛むと痛みや違和感があったり、膿(うみ)が溜まって顔がはれたり、
細菌が血管を通り全身に影響をおよぼす可能性があります。 このような状態の治療は中を洗浄・消毒してむし歯菌を除菌する治療を行います。
C4でも虫歯が歯茎より下(中)の部分にまで及んでしまうとだいぶ残すことが厳しくなります。
レントゲンをとればわかることなのですが歯の周りにある歯槽骨という骨よりも奥に虫歯が進行しているとこれは絶対に抜歯です。
そうでなくても虫歯は歯茎より下まで進行している場合、我々歯科医は何を見るかというと残っている歯の根の長さと
仮にその歯を残せた場合に被せ物で治すわけですが、この比率が非常に重要となるのでここに着目します。
これを歯冠歯根比というのですが被せ物をするためには基本的には歯の根の長さと
歯の被せ物の部分(歯冠部)の比率が理想的には2:1である必要があります。
もし、どんなに状況が悪くても1:1だとかなり厳しいです。
なぜかというと根の長さと歯冠の長さが1:1では根のほうで歯冠が支えきれないからです。
これは考えればわかりますね?ですからまず実際に目で見て、虫歯が歯茎の中まで進行しており、レントゲンを撮ってみて
隣にある健康な歯と当該歯の根の長さを比較し患者さんに説明します、虫歯が進行しすぎて、残った歯の根の長さが短すぎるのを
みていただけば、素人である患者さんでもこれは短すぎて確かに歯を残すことは無理ですねと理解していただけます!
その時に歯冠歯根比の話を付け加えてすることで、抜歯せざるをえない状況であることに対する患者さんの理解は深まります。
もしぎりぎり保存できる場合はできる限り歯は抜きたくないので、
矯正により歯の根を引っ張り出して残す方法や歯を脱臼させて引っ張り出す方法を当院では行っています。
いしはた歯科クリニックではレントゲンを撮り、きちんと説明して納得していただいた上で抜歯を行います。
虫歯が深くて困っている方は是非当院にご相談ください。
ケースバイケースですが、それぞれの患者さんにとっての最良の解決策を共に考えましょう!
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科クリニックまでお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき