ホウレイ線はかみ方により出来る!?
こんにちは!
いしはた歯科クリニック院長の石幡一樹です。
今日の久喜は曇っており、暑いというほどではありません。
歯の話ですが、今回はホウレイ線と顎関節症の関係性について書いてみます。
以前から何度も書いているように顎関節症はいつも奥歯の同じ部位で食事をしているとそちらの部位の顎関節や筋肉に痛みが出たり、
口の開け閉めをする時に音がなったり、口を開ける時に顎がぼこっとなるのが主な症状です。
例えば左側の顎に上記したような症状のある方は食事の時に左側では一切かまずに下顎を右にずらした上で
右の中間よりやや前の歯(歯科的に言うと犬歯や小臼歯の辺り)でひたすら食べる訓練をする必要があります。
これも書くのは簡単ですが、実際にやると慣れていないことをやることになるので違和感があり、
ご飯も美味しくなかったり、食べるのに時間がかかるといった問題が出る可能性もあります。
しかし、左側の顎関節の諸症状を取るためには右側で噛むしか方法はありません。
私自身も以前左のかみ癖を右に治す際に癖を直すのがいかに大変か身をもって体験しておりますので
大変さはよくわかります。その他にもお一人の時や寝る時に、
顎を(左側が痛いと仮定した場合です)右にずらしておく、仰向けもしくは右側を下にして寝る必要があります。
これらの内容は顎関節症でいらっしゃる患者さん全ての方に説明している内容です。
先の例のように左側に顎関節症の症状のある方はいつもした顎が左にずれていることになります。
そうすると上の歯の真ん中部分と下の歯の真ん中部分これを正中といいますが、これが左にずれてきます。
またいつも左側の表情筋を収縮させ、反対に右側の表情筋は弛緩することになりますので
口角を引っ張ると左側には張り感が強くあり、右側には全く抵抗なく口角を引っ張ることが出来ます。
当院では顎関節症の患者さんにご自身の状況を理解していたいただくためにこれを必ず行っております。
これが極端になると例のケースでは左側の鼻唇溝(ホウレイ線)が深くなります。街を歩いていたり、電車の中などで人の顔をよく
観察しているとよくホウレイ線の深い方がすぐに見つかりますが、この方はこちら側ばかりでいつも噛んでいる人だな
とすぐにわかります!!このように表情筋と顎関節症には深い関連性があるのです!
私は歯科医なので癖で人がご飯を食べている時もどちら側で噛んでいるか見てしまいます。
そんな風に皺の入り方などに注目してみると街中を歩くのも楽しかったります(^O^)
このホウレイ線などの皺が入りにくくなる方法があるのでまた後日記載しますね!!
インプラントを検討されている方、顎の違和感やかみ合わせ、入れ歯でお悩みの方、
歯や顎、お口の違和感や心配事がお悩みのある方はご相談のみでも構いません。
また6か月以上歯科健診を受けていない方がいらっしゃいましたら
定期健診で現状のお口の中の状況を把握するべきです。
その時は是非お気軽にいしはた歯科までお越し下さい。
久喜 歯医者 いしはた歯科クリニック 電話 0480-24-6480 Dr かずき